アコナビは、立ちアコを起動している RO ユーザ同士でネットワークを作り、各ユーザのキャラクタの位置情報、ステータス情報等を共有する機能です。RO に特化した ICQ、チャット、あるいは(ゲーム内の物より)より実用的なパーティ/ギルドシステム、とも言えるかもしれません。

基本的な使い方


  • 繋ぎ方(サーバ)

    ポップアップメニューから「ウインドウ→ナビウインドウ追加」を選び、ナビウインドウを開きます。ナビウインドウ右端には、ID、サーバ IP、ポート、接続モードの設定欄があります。今回は自分がサーバになるので、ID に適当な名前を入れ、他は触らず、接続モード「サーバ」で接続ボタンを押してください。起動に成功するとリストに自分の名前が出ます。これが最も小さいナビネットワークということになります。

  • 繋ぎ方(クライアント)

    既に存在するサーバにクライアントとして接続する場合は、サーバ IP 欄に接続先サーバの IP を入力し、接続モード「クライアント」で接続します。接続に成功すると、リストに自分を含めたそのサーバにいる全員の情報が表示されます。


  • メッセージ掲示

    ナビウインドウ下端にあるエディットボックスにメッセージを入力すると、ネットワーク全体に対してメッセージを掲示できます。ちょっとした意志の疎通に使用してください。


  • ショートカットキー

    CTRL+ALT+SPACE を押すたびにナビウインドウとラグナロクウインドウが切り替わります。この操作をうまく使うことで、CTRL+TAB やマウスを使うより遥かに楽に両ウインドウを切り替えることができます。


  • 保存/再接続動作

    いったん接続情報を入力したウインドウは、以降起動するだけで(前回設定のまま)自動で接続に入ります。また、ナビウインドウを開いたまま立ちアコを終了すると、次回起動時も自動でウインドウが表示され、同時にナビネットワークに接続されます。


  • 再接続動作

    下位レベルでネットワークから切断された場合(事故による回線断など)、復帰次第自動的にナビネットワークを再確立、再接続します。手動で再接続する必要はありません。


  • 注意

    クライアントは特に問題ありませんが、自分がサーバになる場合、攻撃を受ける「かもしれない」というある程度の覚悟が必要です。別にサーバになったら即攻撃されるというわけではありませんが、前提としてこの事実は踏まえておく必要はあります。ログや ip deny は飾りで付いてるオマケ機能ではありません。ファイアーウォールもうまく使いましょう。

    サーバを立てたことによって発生するあらゆる事象に対して、当方は一切責任を負いません。

  • 比較的高度な解説


  • サーバになる条件について

    サーバは特定の port を listen する必要があります。従って、サーバはグローバル IP を持っていなくてはならず、listen するポートを塞いでいてはいけません。より端的に現実に即した形で言うとルータ下に収容されプライベート IP を振られただけの PC ではサーバになれないということです。もっともこれはルータの設定でどうにでもなるので、サーバを立てたいが立てられない、という方は、資料を探して設定を調整して下さい。

    上記のような面倒はサーバ側にのみ存在します。クライアント側は何も考えなくて構いません。


  • ポートについて

    クライアントはサーバが listen しているポートに繋がなくてはなりません。デフォルトでは双方共に 8801 になっているので問題はありませんが、何らかの都合でサーバが listen するポートを変えている場合、それに接続しようとするクライアントも同じポートに繋ぐ必要があります。


  • 複数ネットワークの構築について

    ナビウインドウは最大 8つまで開くことができ、それぞれが別のナビネットワークを形成できます。従って、例えば 2つウインドウを開いて、片側は即席パーティ用、片側は固定用、といったような使い分けが可能です。

    ただし、自身が 2つ以上のネットワークで同時にサーバになる場合、双方のナビネットワークで同じポートを使用することはできません。サーバとポートは独占リソースです。

  • 高度な解説


  • ログについて

    home/log/server.txt にクライアント IP アドレスを含めた接続ログが記録されます。


  • IP allow/deny について

    deny リストで接続拒否できます。deny リストの実体は home/config/denyip.txt です。1行 1アドレスで、無限数指定できます。左方一致で比較するので上位部分だけを記述すればその下 IP をまとめて deny できます。また、特殊な記号 * は全ての接続を deny することを現します。例示

    192.168.0.4
    192.168.0.
    *

    allow リストには deny リストに関わらず常に接続許可する IP アドレスを記述します。deny を * にして allow に許可する IP のみ記述した場合、最も堅固なセキュリティとなります。

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