20020510-20020514

PC にとって有利な変更。飴。
PC にとって不利な変更。鞭。

  • サービスイン〜lv50

    5/16
    POL のオンラインサインアップに人が殺到しサーバが落ちる。この問題は数日に渡って続く。
    黒魔がバインドを用いてどんな敵でもたった 1人でノーダメージではめ殺すことができたため、他ジョブを引き離して独走。他ジョブが 1戦で 100exp 取れたら奇跡という世界で、黒魔だけが 200exp を連発していた。特に強かったのはもちろん黒樽。
    両手武器の命中率が異常に低く、さらに TP 周りのシステムも腐っていた(攻撃を当てた時一律 +5、食らった時一律 +10)ため、武器は格闘と片手剣以外全く使われなかった。
    この頃はパーティボーナスが非常に少なく、6人でパーティを組むと逆に不味く、ベストは 2〜3人程度、さもなくばソロでという、その後のこのゲームの姿とはかけ離れたバランスになっていた。あるいはこの頃のバランス感覚を維持することがのできれば、現状のようなザマには陥らなかったと思われるが、結局この後このゲームは 6人パーティ強制、目的によってはそれ以上の頭数が必要で、連続して長時間ゲームを続けられないならそもそもやる意味さえ無いという、いわゆる「廃人仕様」へと一直線に向かっていくことになる。
    6/1
    発売日組が続々とサポートジョブ帯に到達。
    マウラとセルビナでクエストの難度に劇的な差があり(セルビナが難しい)、また一度受けてしまうともはや受け直しが効かないことから、セルビナで受けた側は「失敗者」となった。マウラ組が比較的スムーズにクエストを終わらせていく中、セルビナ組はキャラを消してやり直してマウラで受けた方が速いとさえ言われ、毎日鬱々とした精神状態で Ghoul を追った。
    6/11
    バインドが何の役にも立たない糞魔法に変化、黒魔ソロ時代終了。が、それでも挑発するとほぼ 2度と戦士からターゲットが動かないという簡単なゲームだったため、戦黒黒黒黒白のようなパーティが最も強いとされ、黒魔最強の時代は続いた。
    ただの糞ジョブだったシーフにここで初めてまともな不意打ちが与えられる。が、サポで 100% 食える状態だったため、lv15 まで上げたきりメインシーフは誰もいないという状況に。また、この時の不意打ちはバグ持ちで、不意打ち WS を出すと、WS 全段に不意打ちが乗った上に、不意打ち効果が切れず続いて普通の不意打ちが一発出せた。これを最も有効に利用したのはモ/シで、不意打ちコンボないし不意打ち乱撃は、メインシーフを完全に食ったまま、この後 11月まで尋常ならざるダメージを叩き出し続けた。
    この頃やっと連携の存在が表面化。もっとも精霊があまりに強かったため特に脚光を浴びることはなかった。また連携のダメージログがなぜか 2回ダブって表示されるというバグがあり、人によっては本当に 2回ダメージが入っていると誤解した。このバグは何とこの後 12月まで修正されずに放置される。
    パーティボーナスが大幅に増え、6人パーティでとてを狩るのが最も効率がいい、という現在に通じるパターンが確立される。
    EX ジョブの存在が公知になる。際立った性能を持っていたのはナイトで、攻撃面/防御面共に戦士と同等かそれ以上、なおかつ大量の MP があって白魔法が使えるという、一体何がしたいのか全く分からないジョブになっていた。
    クフィムの巨人が一匹 500〜900G ずつ金を落とすことが周知となり、高レベル anon に乱獲される。
    バルプロ鉱山でミスリルを掘って店に売ると 1時間で 10000G 以上稼げることが分かり、この後 7月頭まで大量の PC がつるはしを持って全裸でバストゥークとバルプロを往復する光景が日常的になる。これは俗に「ミスリルマラソン」と呼ばれた。
    各国領事館でシグネット可能になった。
    6/14
    歩きながらスクロールを使うとスクロールがロストする問題に対し、「スクロール使用は精神を集中させるために立ち止まる必要が〜」という、バグをバグと認めずに屁理屈で仕様化する姿勢の象徴として現在でもよく引用される無様な公式見解が発表される。
    6/24
    トレイン発生装置だったチョコボが、この日から敵に襲われないように変更される。
    6/25
    早くも lv50 に到達した人間が現れ、それより先がないことがバレる。これを受けてスクウェアは、全サーバで一番最初に lv50 になったとされるプレイヤの名前を晒し上げ、さらに「新規の客と現在の客で大きいレベル差がつくのを防ぐために 50 で止めてある」と発言(造語「レベルキャップ」)する。だが、要するに完成していないから出せないだけだということは誰の目にも明らかだった。この時 Sage Sundi は説教(レベル上げばっかりやってないで他のこともやりなさい)を行い、失笑を買う。
    なぜ失笑を買ったかと言えば、このゲームでは他のどんなことをやるにも、まずレベルを上げなければ話にならなかったから。

  • lv50 ショック〜迷走

    7/2
    1ヶ月そこそこで lv50 に達されたことがよほどショックだったらしく、あからさまな PC 弱体と敵強化が実行される。
    6人でとてを食うというパターンが定着する中、この日からとて相手には全く攻撃が当たらなくなり、とてに勝つことは事実上不可能となる。これにより PC の exp 効率は劇的に低下。無理矢理にでも PC の成長速度を落としてやる、というスクウェアの意気込みが見られる。
    しかしこのパッチは一方で、ザコがこちらに対し全く攻撃が当てられなくなる(ザコにとっては PC がとてだから)という事態も招いた。このため高レベル anon の狩場荒らしが熾烈を極め、特に旬であったクフィムの巨人は、この後 1週間に渡り猛烈な勢いで殺され続けた。
    また、この時挑発が大幅に弱体化。一回挑発したらもうタゲは動かない、という時代は終わった。これにより初めて Hate 管理という概念が出現する。
    なお蛇足だが、この締め付けパッチに対し、Impress は提灯記事を作成し、失笑を買った。
    7/8
    競売所を用いて Dupe が行われていたことがバレる。Dupe を利用した人間は処分された、ということになっているが、具体的に誰がどういった処分を受けたのかは今日に至るまで不明。競売所はこれ以後数日に渡り(このバグを修正するために)閉鎖される。
    7/9
    1週間という短期間で異例の連続パッチ。パッチ内容は前回の悪意のこもった締め付けとはうって変わって、不気味なほどプラス要素が多く、グラビデや銃といった客寄せパンダ要素も目立つ。7/2 の締め付けが本当に洒落にならないくらい不評だったものと考えられる。
    再びとて相手に攻撃が当たるようになる。が、パラメータ調整だけで意図する強度表現ができなかったと見られ、これ以降 PC および敵の能力には「レベル差補正」という不自然な後付け補正が用いられることになる。これは「ベースパラメータ値に戦っているキャラクタ同士のレベル差から計算される補正値を加算する」というもの。この不自然な後付け補正により、このゲームはこれ以降「パラメータ値よりも装備品よりもとにかくレベル値そのものが重要」という、「レベル値至上主義」とでも言うような、面白味のないデザインに変化していく。
    魔法レジストの概念が追加、精霊魔法がとて相手に全く通らなくなる。これによりとて戦でのダメージ源は連携のみとなり、精霊魔法はゴミとなり、黒魔は精霊を撃たずにサポ白でケアルしているのが効率上ベストの挙動という、かなり馬鹿な状態になる。これは俗に「漂白期」と呼ばれ、以降数ヶ月に渡り黒魔は不遇の時代を送ることになる。
    強さ表示(および取得経験値分割数)の細分化が行われ、「とてとて」という概念が登場。告知では「戦闘に不適正な程レベル格差がある相手」と形容、暗に「狩るな」という意志を示すが、結局 7/2 のような強硬姿勢を維持できなかったことで、とて以上を食わないというスタイルは全く定着せず、この後 1年以上に渡って PC はとてとて以外狩ろうとはしなかった。
    両手武器に存在意義が何もなく、レタス→コンボ/乱撃以外の連携が事実上存在しなかったこの頃、乱撃および不意打ち乱撃、あるいはアースクラッシャー等が尋常ならざる威力を持っていたことも相まって、同レベル帯の敵の中で骨だけが際立って弱く、楽に殺せた。そのため、lv30 前後から lv50 に至るまで延々と古墳で骨だけを食うという文化が定着。「中盤以降骨ばかり狩るゲーム」という声が強まり、これは俗に「骨骨ファンタジー」などとも呼ばれた。
    巨人の落とす金が多くて 200G 程度まで減少。収入源としての巨人狩りは潰される。6月中から巨人を乱獲していた人間、あるいは 7/2 から 1週間の間に巨人を乱獲していた人間が勝ち組となり、残りは負け組に。先に飴を与えて後から鞭を打つ「順序を間違った飴と鞭」の歴史の 1ページ目が刻まれる。
    今まで到底消耗品とは思えない馬鹿な値付けだった矢の売り値がやっと正常な水準に変化。銃もこの時追加。
    追加以来糞ジョブとして扱われていた詩人にララバイが追加される。
    7/19
    初のイベントとなるモーグリ探しイベントが実行されるが、公平性を追求したために、全く面白くない糞イベントとして終わる。そして結局、ある程度でも手の込んだイベントは、これが最初で最後となる。
    7/30
    国勢調査結果が発表される。が、体感されるデータとあまりにも大きなズレがあること、文書リリース後にバタバタとグラフが差し替えられたこと、そして Sage Sundi がまた説教し、さらに向こうにとって都合のよい結論で結んでいることから、客はこれを Sage が説教するために作った都合のいいデータであると考え、信用しなかった。

  • 安定期

    8/8
    パッチ
    パーティボーナスがさらに増え、「6人パーティ以外は死ね」という風潮が確定する。少人数パーティは完全に否定される。
    ケアル Hate がこの日から突如かなり大きなものに変わり、事故死が続出。告知では「回復魔法が以前よりも若干敵をひきつけやすくなっています」と記述されたが、誰がどう考えても若干というレベルではなかった。これ以後虚偽記述傾向が顕著に。
    このケアル Hate の増大は一方で、高レベル白がパーティ外からケアルをかけ続け、タゲを奪った上に HP も回復して無理矢理強い敵を倒すというパワーレベリング法を確立する結果も生んだ。また、さらに面白いところでは、敵(NM 等価値のある敵)と戦っている人間にケアルをかけ、ターゲットを奪い、その後逃げて敵が黄色になるまで引き回して、黄色になったところで敵を奪うという手法も生まれた。
    精霊魔法に今さら属性の概念を導入、弱点をつけば入りやすい、という構造を作る。だが、既に「魔法によってベースダメージが決まっている」というデザインをしてしまっているため、非常に中途半端な印象が残った。また「黒魔は黙ってケアルしてろ」という考え方が既に常識となってしまっており、弱点を突いた際のレジスト率低下もそう目に見えて分かるほどのものではなかったため、結局このパッチで黒魔の立場が変わることはなかった。
    既にパーティに入っている PC がサーチで別色で表示、モグハウス内で合成可能、ジョブチェンジ時の意味なし棒立ち画面が削除されるなど、基本的な足回りの整備がやっと行われる。
    採掘と宝箱が追加。宝箱はこの後シーフの乱獲でストレスの象徴となる。
    追加以来糞ジョブとして扱われていた詩人にスレノディとフィナーレが追加される。
    8/22
    第2回イベント。が、前月のようなセットアップされたイベントではなく、期間限定で全ガードが誰にでもシグネットし、ゴミ装備品の OP へのトレードで自国リージョンポイントが上がり、またこの期間中他国の戦績品が自由に貰える、というもの。ちなみに後者 2つについては結局イベント期間終了後も廃止されず、そのまま設計に含まれてしまった。
    8/28
    電撃オンラインのインタビュー第2回
    サポートジョブシステムに関して「とにかく個人差が欲しいなと思って付けました」という現実と剥離した発言がある。このゲームは 6人パーティでなければ全くゲームにならない、つまり他人から見て「好ましいジョブ」なければそもそもゲームができない上に、あるジョブにとって役に立つサポートジョブが事実上 1つしかない。従ってサポートジョブに何をつけるかで個性を出すことはできない。喋っている当人がそういうゲームにした。
    「レベルキャップ」については、あくまで既に完成しているが意図的に出し渋っているだけだ、という姿勢を貫いた。
    「どうしても壊れていくアイテムっていうのは、冷たい感じがするんですよね」という、現在でも引用される有名な「消耗否定」発言はこの時行われる。

  • 前向きなパッチと糞限界クエ

    9/12
    パッチ。限界突破クエストを除けばプラス方向の変更。
    lv55 まで上がるようになり、全く面白くないことで有名な限界突破クエストの初回が実行される。この日までに溜まっていた lv50 の PC が古墳/巣/要塞に集中、クエストアイテムが出なければ全くの時間の無駄という劣悪な条件のもと、レベル上げパーティの目の前で壮絶な敵の取り合いが繰り広げられた。
    シーフツールとリビングキーが追加され、シーフは箱乱獲可能に。
    直撃と完全レジストしかなかった魔法効果にハーフレジストが追加。
    MB 追加。ただし成功してもログに何も表示されないため、存在自体を知らない人間多数。黒魔に多少復活の兆しが見え始める。
    チェーンボーナスシステム追加。しかしチェーン成功しても exp が増えるだけでログに何も表示されないため、存在自体を知らない人間多数。
    インビジ、スニーク、デオード追加。
    サポの不意打ちが弱体化、ただの必中クリティカルになる。また北西方向からの不意打ちがなぜか絶対成功しなかったバグがやっと直る。これによりモンクの地位が低下、逆にシーフの地位が向上。
    リレイズ追加。
    種族装備追加。
    収穫と伐採追加。
    栽培が 4ヶ月遅れでついに完成。
    食っても食わなくてもどうでもよかった食事の効果がやや強めに。
    HNM と NM が大量に増え、取り合いの歴史が始まる。
    マクロ 8セット切り替え。
    クリティカルヒットによる獣裏切りがなくなり、獣使いがやっとまともに使える状態に変化。
    狩人に射撃 WS 追加。しかしフレイミングアローかホットショットを撃つとなぜか撃った本人がダメージを受けるという糞馬鹿なバグがあり、しかもこの後 1ヶ月ほったらかし。
    詩人の歌が 2曲重なるようになり、ついに詩人の時代が到来。
    敵国支配リージョンで戦うと倍の戦績を貰えることになり、自国が 1位だと戦績面で逆に不利になるという馬鹿な状態に。
    9/13
    ファミ通に今でも時折引き合いに出される「レベルは 255 まで拡張可能」発言が載る。まあ普通に考えればこれは lv フィールドがバイト型だという本当にただそれだけの意味しかないと思われるが。
    10/2
    パッチ。
    テレポ追加。
    エスケプ追加。
    山串を始めとした料理がさらに強化(絶対値加算から相対値加算に変化)。これにより飯の効果は劇的なものとなり、これ以後飯を食って戦うのが常識、食わない奴は糞、という風潮に変化していく。
    今まで倒す意味のなかったエレがクリ塊を出すようになり、それなりに美味い相手に。
    <TP> 追加。4ヶ月目にしてやっと手打ちから解放される。
    MB 成功がログで分かるようになった。これは「暫定措置」とされ、この時点ではそのうち MB 専用エフェクトがつくという話になっている。が、結局この後半年以上経っても特殊エフェクトは実装されない。
    戦闘中の「調べる」がサブターゲットカーソルに変化。
    ジュノ隣接エリアとバルドニアが獣人支配になりやすくなった。
    箱にハズレ(ギル)追加。
    戦績品に各国リング追加。
    獣使いの「あやつる」使用間隔がいきなり 15秒まで短縮される。
    敵側だけレベル差補正が緩和され、「練習相手にならない」敵が PC に与える被害が大幅に上昇。これにより乱獲の効率低下。PC 側が受けるレベル差補正はそのまま。
    10/10
    第2回国勢調査
    前回とは異なり、直感的にあり得ると思えるデータである上、Sage の説教もなかったため、客にとっても有効なデータとして捉えられる。結局その時点で上がる最高のレベル(この時は lv50)に張り付いて止まっているユーザがかなり多い、という現実が見える。

  • PC 版発売、前向きなパッチ、lv60、また糞限界クエ

    11/7
    PC 版クライアント発売。PC 版ユーザ向けに新規に 5ワールド追加。
    11/26
    lv60 まで上がるようになり、また限界突破クエスト。今度は「レアアイテム 3つ持ってこい」ではなかったので時間はかからず取り合いもなかったが、とにかく頭数が揃わなければクリア不能であるため、今はよくても先々突破しようとする人間が減った時にはどうしようもない内容。というかそもそも存在する意義が不明。誰からも不評。
    超射程でほとんど無詠唱、ダメージも高いと、特に敵の取り合いにおいて恐ろしく強い魔法だったホーリーが、並か並以下くらいのレベルに弱体化。MP コストも悪くなり、言ってみれば糞魔法に。
    基本 6ジョブのみ AF 追加。
    Coffer 追加。
    蓄積 Hate と瞬間 Hate の概念が登場。おそらく 7/2 以前は全行動が蓄積 Hate、7/2 以降は全行動が瞬間 Hate だったと思われるが、ハイブリッドになった。
    古墳、巣、要塞の敵が配置変え。奥に行けば lv60 まで食えるように。
    「楽」の範囲が 1〜2レベル程度(下に)拡大。
    TP 周りのデザインが変化。今まで何の存在価値もなかった両手武器がやっと使う意味のある物に変化。また、攻撃を食らって溜める方法は潰れ、とにかく当てなければ溜まらないようになった。このことが命中率の重大性を上げ、間接的に命中ブースト装備や、ミスラや、詩人の地位を上げることに。
    異様にミスの多かった両手武器 WS がまともに当たるようになる。
    暗黒騎士にウェポンバッシュ追加。
    チェーンボーナスを取った旨がやっとログに字で出るようになった。
    連携ダメージログが 2回ダブって表示されるバグがやっと直った。
    どんな格闘武器を装備しても間隔が伸びていなかったバグが直った。というかそもそも伸びていなかったことを知らなかった人間多数。
    15分間隔の糞アビだった集中と回避が 5分アビに昇格。
    女神印と精霊印追加。
    レイズII 追加。しかしまともにやっても取れない難度だったため全く流通しない。
    トラクタ追加。
    不意打ち弱体化。多段 WS に乗せても最初の 1発にしか乗らない。6/11 から長らく続いた不意打ち WS 最強時代はこの日で終了。モの立場はさらに下落し、モ/シは過去の栄光となる。
    だまし討ち追加。シーフの基本挙動がここで確定。だがこれでほぼ連携〆独占となり、かつて不意打ち乱撃でシーフを食い〆を独占していたモとの軋轢が決定的に。
    あやつるバインド追加。いたわる追加。
    便器にチョコボ屋設置。
    遠征軍追加。地方振興を意図したものと思われるが、全く流行らない。
    モグハウス出口拡張クエスト追加。
    印可は 1PC 1つ。
    <call> 追加。
    詩人にlv50 以降の歌追加。バラバラとマドマドを手に入れ、この後 4月まで神として君臨する。
    ATOK 追加。
    12/1
    競売所の動作速度低下や動作不良が顕著になる。なぜなら競売の DB サーバは全ワールドで 1つしかないため。
    新 5ワールドへの移民が旧ワールドから募集される。
    12/19
    パッチ。
    おまかせパーティ編成機能追加。糞の役にも立たない。
    全ジョブに AF 追加。
    面白くないことで有名だったサンドリアのクエストやミッションにテコ入れ。これにより一番ダメなのはバストゥークに。
    ケアル Hate 低下。
    投げやりだったギルドのレシピ教授 NPC の挙動がある程度まともなものに変化。
    寝釣り対策のため、決定ボタンでも釣りが終わるように変化。もっともボタン連打による原始的な寝釣りしか潰せない上、Enter キーやマウス左クリックがそのまま残っているという馬鹿ぶりであったため、ほとんど無意味に終わる。
    バラードII の回復量が 2分で 116 から 2分で 87 に低下。大勢に影響なし。
    ジュノ下層と庭のバザーに 10% の税金。
    箱乱獲対策として箱が少し不味くなる。が、別に状況は変わらない。
    競売サーバが本格的に腐ってきたため、競売関係の機能が 30秒に一回しか使えなくなった。
    旧ワールドからの移転が実行され、5ワールド増加。
    12/27
    移民によって作られた新ワールドの人口があまりに少なかったため、新 5ワールドが 2ワールドにまとめられるという景気の悪い話に。
    1/1
    デジョン合成(素材を減らさずに合成スキル値を上げられるバグ)が周知となる。
    1/9
    デジョン合成を行ったユーザがまとめて処分される。バグ利用を後から確実に狙い撃ちして殺せる、ということを証明し、抑止力にする目的があったと思われる。

  • ジラート直前、足止め、迷走、空白の 3月

    2/5
    武器スキルの上昇率が劇的に低下。通常のレベル上げとは別にスキル上げを意識的に行わないと青字を維持できなくなる。この変更は何の告知もなく行われ、しかも現在に至るまで公式にはその存在を認めていない。
    ほとんどのボス戦で、エリアに入った PC のレベルが一定レベルまで低下するようになった。この変更により、どれほどレベルを上げても少人数でボスに勝つことはできなくなった。「6人パーティ以外死ね」の主張がより色濃いものになる。
    赤魔にリジェネとリフレシュ追加。また同時に弱体魔法スキルが A に。赤魔から当初の「オールマイティ」というデザインが消え、パーティ戦での存在意義を無理矢理にでも「作る」方向にシフトし始める。ただしリフレシュは同時に導入された BCNM ドロップで、取るのはかなり困難。
    獣使いの片手斧スキルが B に。
    印章 BCNM 追加。これも戦闘時 lv40 あるいは 60 までレベルが低下させられる。
    箱乱獲対策として、開ける瞬間にインビジ/スニークが切れるようになった。しかしやはり根本的解決にならない。
    NM がメンテ後即沸きしなくなった。
    サーチコメント機能追加。ただし本当に馬鹿が作ったとしか思えないほど使いづらい。
    <st> 追加。
    寝釣り対策のため、Enter でも釣りが終わるように変化。だがまだマウス左クリックはそのまま残っている。糞馬鹿
    3/10
    既存の全ワールドから募集された移民で 2ワールドが新規作成される。
    4/10
    Mobile Wnn 廃止。ATOK のみに。

  • ジラート、足止め、取り合い、迷走

    4/15
    ジラート。
    lv65 まで上がるようになる。また糞限界クエ。
    lv61 以降の経験値テーブルが奇怪なものとなり、強い敵を食っても弱い敵を食ってもどちらにしてもまともな経験値が得られなくなった(60 までの約半分)。しかしレベルアップに必要な経験値量は lv60 までの 20000 の 1.5倍である 30000、しかも 1レベルごとに 1000 ずつ上昇と、悪化の一途を辿る。
    どうせ大した exp が得られない以上、強い敵を苦労して殺す意味が何もないため、(どうやっても稼ぎは悪いものの、その中で一番マシな方法として)exp を稼ぐスタイルはそこそこの強さの敵を高速に連続殺害していくものに変化。敵が弱いせいで戦闘内容は適当なものになり、「なるべく頭を使わずに淡々とザコを潰す」という、一般的に戦闘が面白くないと言われるゲームの戦闘光景と非常によく似た状態に陥る。
    カザムに行くためにはクエストのクリアが必要。内容はレアドロップのクエストアイテムを 3つ揃えるか、15万ギル払え、というもので、当然凄まじい取り合いを生んだ。
    召喚士クエストはたこやきを殺してクエストアイテムを取れ、というもので、これも凄まじい取り合いになった。特にクフィムのたこやきはレベル上げの獲物としてメジャーな存在だったため、レベル上げパーティの目の前で anon 白鎧が全ての敵を奪って殺すという、lv50 限界クエストの時と全く同じことが起きた。

    - 新ジョブ

    lv30 で取得できるとされた新 EXジョブは、クエストを受けられるのが lv30 であるというだけで、実際には高レベルキャラクタに寄生しなければ lv30 では絶対に取得できないという内容だった。特に一番の目玉とされた召喚士は、客寄せパンダとして広告に頻繁に使用されていた召喚獣が、実は高レベル PC しか取れないものであることが分かり、ほとんど虚偽広告と言ってもいい状態であった。
    侍の主武器である「刀」はかなりの数量限定販売で、ゲーム内での流通量が極めて少なかったことから、取り合いが激化。元から数が少ない上に、取り合いに勝った人間は元値とは比較にならない高値で刀を競売に流したため、金が余っている高レベル PC を除いて、多くの PC はそもそも刀を手に入れることができなかった。

    - ジュノの低機能化

    ジュノを不便に、低機能にする調整を実行。
    ジュノから特産品売り場が消滅し、簡便な素材購入が不可能となった。
    競売手数料が従来の約 100倍程度に上昇。
    これらは一見、ジュノから人を減らして地方や新エリアに人を流すための策、あるいは拡張ディスクを買わせるために既存エリアを不味くする策とも見えるが、実際には地方や新エリアは元々不便なままほったらかし、特に新エリアはアクセスが非常に悪く狩場に移動するだけで疲れ切るような構造で、しかも現地シグネット無しかつモグハウスが有料であるなど、人口を分散させようという努力が全く何もなかった。そのため結局人はジュノから動かず、この調整はただ単に PC の活動効率を低下させるだけの結果に終わった。

    - PC の弱体化と敵の強化

    赤魔にコンバート追加。クリアマインド追加。ディスペル追加。ファランクス追加。魔法剣のダメージ増加。グラビデで回避率低下。ファストキャストからランダム性消滅。片手剣スキルが B。これら異常なまでの強化により、単体性能で最強と言える万能性を持ちながら、パーティ戦闘でも(攻撃要員としてではなく特殊な白ないし詩として)非常に役立つ存在となる。ただし結局これが白や詩の居場所を大きく奪い取る形となり、特に白との軋轢が鮮明に。まあもっともそれはスペック的な軋轢であって、現場では居場所を奪い合えるほど白も赤も余ってはいないのだが。
    モンクに気孔弾追加。蹴り追加。MA 強化。
    暗黒騎士にアブソープ系魔法追加。
    ドレインとアスピルが糞魔法からかなり強力な魔法に変化。
    ガ系魔法が単発で使っても 1.5 相当(ファイアI<ファイガ<ファイアII)のものに変化。
    魔法スキルが上がりやすい。
    2/5 の足止めパッチで上がりづらくなっていた武器スキル上昇率が多少戻る(それでも 2/5 以前より上がりにくいまま)。
    サポのだまし討ち弱体化。
    イレース追加。だが、また BCNM ドロップ。
    従来戦闘の中心を占めていた「連携」の威力が一気に半分まで低下。敵の HP は連携で一気に削られることを前提とした量のままなので、単純に全ての戦闘が苦しくなった。特に、骨、ウェポン、オークについては、この PC 側の弱体化と同時に強化が行われているため、従来からの戦力差変化が劇的なものとなっている。この変更は全ての PC 弱体調整の中で最も重要な点であるが、告知では全く触れられていない。
    lv3 連携が追加される。弱体化前の lv2 連携と同じ威力。が、lv65 で覚える WS がないと出せないという全く何の面白味もない設計で、失望を買う。
    今までジュノ近郊で美味く食えていた敵が潰される。骨のブラッククラウドの威力が劇的に向上。ウェポンに大ダメージ範囲攻撃+スタンの「怒りの旋風」追加。オークの HP は 1.5倍程度に増加、竜騎士オークは 2〜3倍撃にあたるジャンプを使う。
    従来ピーアンないしリジェネで回復していた睡眠がダメージもしくはケアルでしか回復しなくなった。これにより PC は「全体睡眠を持った敵と戦う時は予め毒薬を飲んでおく」しかなくなった。なおこの変更は告知では「リジェネで睡眠が回復していた不具合を修正」という虚偽記述法で記述された。
    回復アイテム弱体。使ってから発動するまで妙な間がある。特にハイエーテルがアホみたいに遅い。
    矢を変更すると TP がリセットされる。これにより元々扱いの悪かった狩人が一気に糞ジョブに。
    ペンタスラストから貫通属性が消滅。
    ランページから炸裂属性が消滅。
    インビジ、スニークが重ねがけ延長できなくなった。
    2h アビがジョブチェンジしても復活しなくなった。
    バラードが劇的に弱体化。バラードI の回復量が 2分で 87 から 2分で 40 に低下。バラードII の回復量が 2分で 87 から 2分で 80 に低下。告知では「若干下げました」という虚偽記述法で記述されている。
    ソウルボイスの効果時間が 5分から 3分に弱体。
    通信が止まってもキャラクタが 1分間消えない(前は 30秒)。つまりインビン→ケーブル抜きや絶対回避→ケーブル抜きが使えない。

    - PC の収入源断

    素材から合成品を作って NPC に売って稼ぐルートが、利益率の高いルートを中心に潰され、儲かるのは今パッチから追加された極めて高レベルな合成品のみとなった。これにより儲かるのは現状既に合成高スキルな PC のみとなり、合成低スキルな PC は収入源を失い、同時にスキル上げ過程で発生する赤字の幅が従来とは比較にならないほど巨大になった。またこれに伴って旧黒字レシピの材料も全く売れなくなったため、素材調達で稼げる商材の幅が狭まり、取り合いが過密となり、さらに供給過多になって値崩れした。
    収入源として有名な敵であったオークが、能力的に強化された上、劇的にアイテムドロップ率が低くなり、さらに出たアイテムの売り値まで話にならないレベルまで安く変更されたことから、収入源として全く機能しなくなった。
    収入源として有名な敵であったキリンのアイテムドロップ率が大幅に低下。
    ジュノの競売所の手数料が従来の約 100倍になったため、最も回転率の高いジュノにアイテムを出品するとそれだけで大量の金を失い、それを避けるために地方競売に出すと回転しなくて現金化できない、という状況が発生。これにより商品のハケが全体的に悪化し、経済活動全体が停滞した。
    インフレ期に積み重ねられてきた貧富の差が歴然と残ったまま、デフレ要因が大量に投入されたため、デフレではなくスタグフレーション(物価はそのままだが収入だけがない)が発生している。従って、一連のマイナス修正によって受けるダメージは持ちキャラクタのレベルが低いユーザほど大きく、中でも最大のダメージを受けるユーザは今から始める新規ユーザ。
    釣り上げ率低下、竿折れ/糸切れ率上昇。全エリアに大量の外道(錆びた〜)追加。
    寝釣り対策のため、マウス左クリックが潰され、釣った魚は自動ではスタックされなくなる。さらに上記のように釣り上げ率低下、竿折れ/糸切れ率上昇。寝釣りも死んだが手釣りも死んだ。

    - PC の支出増

    従来 60分だった食事有効時間が 30分に短縮され、燃費が倍に悪化。
    新エリアのモグハウスは引っ越しのたびに最大 1500G が要求される。しかしだからと言って皆が渋々払うかというと、そういうこともなく、ただ日帰りになるだけ。こんなセコいことをやっているせいでただでさえ人が行きにくい新エリアにますます人がつかない。
    ジュノの競売所の手数料が旧来の約 100倍に上昇。
    従来 5回使えていたワールドパスが 1回で失効。

    - バグ

    BCNM で入った後一歩も動けなくなるというバグが発生。BCNM は戦闘のお膳立てをするだけで多大なコストがかかるため、PC 側の被害は甚大。GM を呼んでも例によって何の役にも立たず、BCNM は事実上使用不能に。

    Creator's Talk。一連の変更で「ジュノから人が減るだろう」という、いかにも言いそうだがどう考えても見通しが甘いというか頭のネジが 2〜3本飛んでるように思える的外れな発言が見られる。また「召喚士のプレイスタイルはどんなところに落ち着くのか、僕らも予想ができないです」という、おそらく今後何度も引用されることになるであろう発言がこの時為される。
    4/21
    lv61 以降でも 200exp 取れてかつ異常に弱かったボヤーダの黒マンドラゴラが突然「撤去」される。戦えばそのあまりの弱さから明らかに調整ミスだということには気付いたはずだが、それで手加減してくれる客がいるはずもない。時既に遅く、いわゆる「先行廃人」はほぼこれだけで lv65 までレベルを上げてしまった。
    4/23
    美味い敵だったクフタルのミミズが「撤去」される。
    分解成功率低下。
    黒マンドラが強くなって再登場。
    5/8
    早いペースで lv65 が生まれていることに危機感を抱いたと見られ、再度 lv61 帯が締め付けられる。
    新エリアの敵が軒並み強化される。「本来備えていた防御面での特性などが有効になったため、従来よりやや手強くなっている可能性があります」と典型的な虚偽記述法を繋ぎ合せたような記述。声に出して読んでも意味が分からない。
    クフタルのミミズが強くなって再登場。
    5/16
    1周年記念日。特に何もない。
    開発便り 5月号が発行されるが、1年経ちました、北米バージョン開発してます等の話でページが埋まっており、かつてないほどの薄い内容。5月中のパッチは絶望視される。

  • 概要

    サーバプログラム、及びサーバの管理はかつてのどのようなネットワークゲームよりも上質で、メンテナンスはほとんどなく、不意のサーバダウンや巻き戻りといった問題もまず起きず、またダウンしたとしても即復帰する。
    クライアントプログラムの出来は非常によく、通信部も安定。自キャラクタのアクションは通信の成否と分離されておりスムーズ。自キャラクタ以外のオブジェクトの移動には補完を用いており、少ない通信量で極めてスムーズに物が動く。
    モデリング、モーション、エフェクト、描画ポテンシャルのレベルは突出している。
    Cheat や Dupe はほとんど発見されておらず、また発見されても比較的短期間で潰され、かつ Duper はログを辿って殺される(少なくとも前歴あり)。
    飴と鞭の順番が往々にして逆で、馬鹿。先に鞭を打ってから飴を与えるなら分かるが、先に飴を与えてから慌てて鞭を打つようなパッチが多く、そのたび先行した廃人だけに楽をさせて後続を苦しめるというパターンを繰り返しており、プレイ時間の差によって生まれる貧富の差をさらに拡大する結果を生んでいる。しかもこの姿勢が何度ミスをしても一向に直る気配がない。
    GM は「答えられません」「何もできません」「言いたいことはメールで言え」の一点張りで糞の役にも立たない。

  • 虚偽記述法

    新しく作って追加した要素であっても、「〜を開放しました」と、あたかも前からあって出し渋っていたかのような記述をする。
    劇的な強化や弱体であっても、「やや強化しました」「若干下げました」と、あたかも僅かな変更であるかのような記述をする。
    PC に対して不利な変更をする際、「倒せてはならない敵が倒せてしまっていた問題を修正しました」といったように、なぜか主観的な記述をする(運営側にとってどうあるべきだったかどうかは客には関係がない)。
    PC に対して不利な変更をする際、「不必要に〜しすぎないようにしました」といったように、なぜか主観的な記述をする(運営側にとって必要だったか不必要だったかは客には関係がない)。
    PC に対して間接的に不利な変更をする際、「〜を変更しました。これにより PC 側が若干苦しくなる可能性があります」といったように、あたかも PC の弱体が主目的でなく副作用で、なおかつ起きるかどうか分からないかのような記述をする。
    ほとんど全ての敵やアイテムに対する変更であっても、「一部の敵が〜」「一部のアイテムが〜」と、あたかも限定的な変更であるかのように記述する。

    虚偽記述法を利用した皮肉としては、「PC がとてとてに勝ってしまう問題を修正しました」「時給が 4000 出ていた問題を修正しました」といったようなものがある。実際この記述法を用いれば、どんなに正常なものでも異常にできるし、どんなに異常なものでも正常にできる。なぜ運営側がこういったあからさまに悪意のこもった記述法を頻繁に用いるのかは不明。あるいは裁判対策など深遠な理由があるのかもしれない。あったとしても別にそれを考慮してやる必要はないが。

  • その他

    PC に対して不利な変更を、アップデート情報に何も書かずに黙って行うことが頻繁にある。ただ PC に対して有利な変更も書かないで黙ってやることがあるので、ただ単に書くのをサボっているだけという可能性もある。なおこれは変更規模の大小に関わらない(大きな変更でも小さな変更でも書かない時は書かない)。
    有名な「1日 2時間程度のプレイでゲームとして成立するようにしたい」「糞廃人だけがどんどん先に伸びて後続に害を与えるという(今までの MMORPG で必ず起きている)問題を防ぎたい」といった発言をしていたのは坂口博信。だが、その坂口博信はとっくの昔にいなくなっている。つまり残された人間はこの意志を全く汲まなかった、と言える。